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FeRAMのスマートファクトリー向け高性能 RFIDでの採用事例
スマートファクトリーの要:
生産性と信頼性を同時に実現
FeRAMのスマートファクトリー向け高性能 RFIDでの採用事例
FeRAMを搭載した高性能RFIDは、スマートファクトリーにおいて製造プロセスの自動化を促進し、リアルタイムでのトレーサビリティ確保と品質管理の高度化を実現します。高い書き換え耐性と長期使用可能な耐久性により、運用コストの削減と生産性の向上に貢献します。
RFIDが製造自動化にどのように貢献するか

RFIDを活用した製造の自動化は以下の点から、生産性の向上と製品の信頼性確保に貢献します。
自動化
RFIDは生産プロセスにおける自動化を可能にします。RFIDタグの付いた物品がさまざまな段階を移動するにつれて、データが自動的に収集されるため、手動でのデータ収集の必要性が減り、全体的な効率が向上します。
トレーサビリティ
RFIDは、製品や原材料のエンドツーエンドのトレーサビリティを可能にし、規制要件や品質基準への準拠を容易にします。
品質管理
RFIDは、品質テストや検査に関連する情報を保存できます。逸脱や欠陥を迅速に特定して対処できるため、高品質の製品のみが市場に出回るようになります。
RAMXEEDのRFIDが製造自動化をどのように改善するか
大容量RFIDにより、あらゆるステータスとすべてのWIP(仕掛品)履歴を追跡可能

FeRAMを利用した大容量RFIDは、トレーサビリティと品質を自動的に向上させます。
高耐久性RFIDにより、長年にわたって同じRFIDを使い続けることが可能

FeRAMの高い書き換え耐性により、タグの保証期間まで同一タグの使用が可能です。
FeRAMを利用したタグの場合:1E12(1兆回)の耐久性で、利用期間は10年以上(1分あたり1回の書き込み × 1E12)
EEPROMを利用したタグの場合:1E5(10万回)の耐久性で、利用期間は3ヶ月(1分あたり1回の書き込み × 1E5)
耐久性の高いRFIDは、全体的なコスト削減に貢献します。
高速RFIDにより、スループットを向上させることが可能
製造ラインの条件と要件
- 要求スループット:120個/分
- コンベア速度:1m/秒
- 通信距離:5cm以内
- 通信フロー:UIDを含む32バイトの読み取りと、それに続く32バイトの書き込み通信は100ミリ秒以内に完了する必要があります。

RAMXEEDのFeRAM搭載RFID製品群を採用することにより製造工程のスループットを向上させ、コストを削減します。
推奨製品
MB89R118C1-DIAP15
ユーザーメモリ:2000バイト
入力容量:24pF
メモリタイプ:FeRAM
伝送プロトコル:ISO/IEC 15693, ISO/IEC18000-3 (Mode1)
MB89R118C2-DIAP15
ユーザーメモリ:2000バイト
入力容量:96pF
メモリタイプ:FeRAM
伝送プロトコル:ISO/IEC 15693, ISO/IEC18000-3 (Mode1)
MB89R119B1-DIAP15-JN
ユーザーメモリ:232バイト
入力容量:24pF
メモリタイプ:FeRAM
伝送プロトコル:ISO/IEC 15693, ISO/IEC18000-3 (Mode1)
MB89R119B2-DIAP15-JN
ユーザーメモリ:232バイト
入力容量:96pF
メモリタイプ:FeRAM
伝送プロトコル:ISO/IEC 15693, ISO/IEC18000-3 (Mode1)
MB89R112A1-DIAP15-JN
ユーザーメモリ:8192バイト
入力容量:23pF
メモリタイプ:FeRAM
伝送プロトコル:ISO/IEC 15693, ISO/IEC18000-3 (Mode1)
MB89R112A2-DIAP15-JN
ユーザーメモリ:8192バイト
入力容量:96pF
メモリタイプ:FeRAM
伝送プロトコル:ISO/IEC 15693, ISO/IEC18000-3 (Mode1)